2018年10月24日水曜日

エクスポネンシャル=指数関数

以前にご紹介したシンギュラリティの中で、エクスポネンシャル=指数関数の考え方を基にした成長カーブ理論を、再度別の視点で考えてみたいと思います。

先ずは、エクスポネンシャル(指数関数的)的成長カーブって何?ってところから始まる訳ですが、理解できると「なんだそんな事か…」と言うほどに誰でも理解できる内容なのですが、これを現社会に当てはめると、あっ!と驚く程の出来事が実現出来たり、成長出来たりする。



思えば、私の以前の経験から書き記します。チョッと長文ですが(^^;

私は以前、外食産業(レストラン経営会社)で事業部長として働いていました。
実は、直前までは建築業を2代目社長として経営していたので、飲食のノウハウなんかは何も知らない状況でした。
訳あって、知人から飲食店の再生事業を一緒にやらないか?と、誘われた時に示された事業計画書が、新聞とかでしか見た事ないウルトラスピードで会社を成長させるという内容で、心臓の高鳴りを抑えきれずに、経営する建築業を廃業し(厳密には父の持つ別会社と合併させた)、外食産業に飛び込んでみました。
ただ、本当に何も知らないので、事業スタート前に、某有名なサン◯クへSV候補として入社し、多店舗展開のノウハウを掴み、その後は某有名なアン◯シャル◯ンティ◯と言う洋菓子メーカーの工房にてパティシエのアシスタント的な調理の現場で学び、クルクルすしチェーン店のアルバイトで入社して何故かトレーナーとしてアルバイトの指導業務と、新店オープンメンバーとして立て続けに大役を経験し、某ロイヤルなホテルの会席料理で和食の世界を学び、再生事業スタートの時に向けて毎日強烈に働きました。
なんと、このノウハウ吸収期間はたったの6ヶ月間! 死ぬかと思う程きつかったです!
睡眠時間は日平均2.5時間!休みは月に一回程度!
そして、入社するのも簡単ではないのに、短期で退社するのも難しい。退社時は何度も父が病気で…と言ってましたので、この年に私の父は5回死んだ計算となります(^^;

しかしメンタル的には苦痛が続き、実は、その時に無謀な挑戦をしたものの心の中では……「何も吸収できない。。。身体を壊すだけじゃないか。。。辞めたくなってきた。。。死ぬかも。。。」と、1日に何度思った事かわかりません。

ドンドン話が長くなりますが、ここから冒頭の話に続きます。

そして、とうとう再生事業スタートの時、ふと気づくと「何も吸収出来てないと思っていた私が、次々と戦略とアイデアが湧き出て来るではありませんか!」これは、日々つらい思いをして勉強していた何気ない業務や思考が、いつの間にか自分のものとなっていたようです。
その飲食会社は、保守的な経営をしていたその前社長から、私の知人が社長として受け継ぎ、今までのモノは全て捨てて、コア食材を「丹波篠山の黒豆豆腐」にだけスポットを当てて一から業態を開発し、独自ノウハウの構築、ブランディング、集客戦略はエリアドミナント戦略、マスコミは一切お断り、店内調理のユニークな管理方法などなど…
93席の和食のレストランで、最初はランチの来店が日平均30名から始まり、約3ヶ月でランチの集客が日平均200名を超える様になりました。
毎日2人ずつ着実に増えていくと言った状態ではなく、2ヶ月ほど30名程度の来店が続きましたが、突然ある日80名様程がオープン前に入り口に行列ができた日があり、おおう!と喜んでいたら、その1週間後あたりに、突然150名程の行列となり、スタートから約3ヶ月後のある日曜日に、オープンは11:30なのに10:00頃から並び始めたと思ったらあっと言う間に長蛇の列ができ、なんとウエイティングシートには248名分の名前が書かれていました。結果としてオープン前から並ぶのが当たり前のお店になりました。その後、数店舗立て続けに出店しましたが、どの店舗も同様にウエイティング有りが当たり前の店となり地域No,1となりました。
私も流石に驚きましたね。
これまでコツコツやってきた事の成果が出たんだと喜ぶのですが、何故かと考えると……沢山の対策を打ってきた各項目は僅かな成果ばかりでした。しかし、そのほんの僅かな成功が積み重なって”エクスポネンシャル”な成果を生み出していました。
集客で奏功したのが「エリアドミナント戦略」x「ザイアンスの法則」です。この戦法のお陰で人が人を呼ぶ紹介の法則が成り立ち、1度来店したお客様が近所の1人を誘って再来店、その誘われて来た人が別の近所の人を誘って再来店、その誘われた人から誘われた人に誘われて…言葉で書くとわかりにくいですが、要はねずみ講的な2乗3乗の増え方をした訳です。
この絵をご覧頂くとわかりやすいかも↓

それは、主婦達のこんな会話から始まる・・・


私はその会社に所属する社員&アルバイト全従業員(350名)の定期面談の際によくこんな話をしました。
「昨日の100%通常状態より今日を1%多く頑張ろう、1%なら苦にならずできるはず、それを毎日続ければ、1年後(365日)にはすごい事になるよ!」と言って電卓をこの様に見せてました→通常稼動100%+今日の1%=101x365乗=3780%となります!毎日ほんの少し1%だけの努力や改善を続けるだけで、1年後には37.8倍の状態になる事が証明されている。1日過ぎた段階では101%x101%=102.01%と、1日あたりの成長性はほんの僅かなんですよね。


又、この例題をご存知ですか?
A4のコピー用紙(約0.01mmとして)を、貴方は2つ折にできますか?それをさらに2つ折にして下さい。あなたは何回折る事ができますか?



40~50回程度なら折れるかも・・・と、お考えの場合は、この後の答えで驚く事となりますよ~
答えは、普通の人間で6~7回とされています。超人でも9回が限度と言われています。
又、実際には折る事はできませんが、計算上では「20回折ると108m!42回で月まで届く!(44万km.月まで38万km)50回で1億km突破!」と言う答えです。
たった0.1mm程度の紙を二つ折りで繰り返すだけなんですよ・・・
私的には”えーっ!”と、何度聞いても信じられないこの現実に、あなたはどう思われました?
少しでも驚きや気付きがあれば、このブログとFBで「いいね!」お願いします(^^)V 

私が思うに、今の時代に安定化してきた技術や化学は、これからの時代はエクスポネンシャル的な成長を成し遂げるだろうと考える。
例えば、マグロの養殖が現実となっている・・・・鯨の養殖も可能だろうし、今のバイオ技術の進化では成長固体のクローン化も然る事ながら、赤身のトロ部分だけをクローン化して培養する事も可能だろうと思う。そして、太陽光発電等はソーラーパネルの技術がそろそろ急激に進化すると私は読んでいる。できれば私の所属する会社にこの技術観点に投資して頂きたいと願うが、誰もが信じないだろうな・・・後数年で、いや後10年以内に発電技術が急速に発達し、発電よりも蓄電の技術がそれに比例して成長したその瞬間!.....

社会が劇的に変化する!


今までの電気代はなんだったの?と言うくらいに電気料金はタダ同然となり、ガスなどの公害燃料は世の中から姿を消してしまうかもしれない。そうなった時に、電力販売を収入源としている企業は倒産に追い込まれる。と、すると今すぐにでも次なる主軸事業を生み出しておく必要がある。早く気付いた人と企業だけが生き残る。
私の個人的予想では、発電の次は、蓄電だと思うなあ(^^)

こうやって、技術や化学の分野はIoT、AIが無ければ成り立たなくなる時代。そして金融も中央集権ではない分散監視型の暗号通貨が中心となり、現金という存在がなくなる時代はすぐそこに来ている。

そういう時代の中で、自分がどうやって生きていくのかを真剣に考えたいと考える毎日であります。ハイっ!

0 件のコメント:

コメントを投稿